漫画『天国でも地獄でも総集編』は無料で読める？あらすじや読む方法を徹底解説

レビューコメント

• 「僕は神様なんかじゃない」 「元バッテリーのふたり」 を生み出した作家さんの新作です。 今作も【200】ページ超えと大ボリューム。 この世界の『淫魔』とは、 人間と性交することで 生気を喰らい死に至らしめる 『悪魔』のような存在とされています。 主な登場人物は 愛する淫魔を殺された神父のリリト(受け)と 人間として生きたい淫魔のアッシュ(攻め)、 そしてリリトに執着する、教祖様。 本当に【悪魔】なのは、一体【誰】なのか? 外見ではなく内面を見てくれる 村人たちの描写に、胸が熱くなりました。 願わくば、 平和な時間を手に入れた二人の その後の生活が、もっと見てみたいです。
  
• とても重厚なストーリーで、素晴らしい作品でした。おすすめです。 受けは目の前で恋人を殺された神父。自分に執着する教祖に捉われ、性虐待だけでなく酷い暴力を受け、生きることに絶望しています。教祖の趣味で口紅をつけさせられ、死んだ目をしながら、静かに生からの解放を願っています。 攻めは人間の精気を奪って死に至らしめる悪魔でありながら、人を殺したくないと抗っている人外の存在。悪魔として覚醒してしまい、両親に人間から精気を奪って殺すように強制されますが、それに抵抗して傷を負って逃げたところで神父に出会います。 そして神父からキスで精気を分けて貰い、人の命を奪わずに済む方法を知ります。攻めは何故神父が死にたがっているのか困惑しつつ、精気を与えてもらって普通の人間として生活ができるようになります。 攻めは受けが死を望む理由を知り、命をかけて受けを救い出します。ここに至る前の受けの、言葉もなく、涙を流すシーンがかわいそうすぎて胸に刺さりました。そして村人達の行動に胸を打たれました。 教祖から距離を置き、だんだんと安心したような柔らかい笑顔を見せるようになった受けが本当に可愛いです。 攻めは受けが性虐待を受けていたことを知っているので、二年間生活する中でもキスハグだけで、手を出しません。もう、このキスハグに、ありったけの愛しさが込められているんですわ。 受けは攻めが抑えてくれていることに気づいているので、命をかけて救ってくれた攻めに自分の体を捧げようとします。(サンプル8ページをご参照ください。尊い!) 攻めは優しく抱こうとしますが、受けは途中でフラッシュバックを起こしてしまいます。攻めはどこまでも優しく慰め、癒し、受けの心を満たそうとします。目頭が熱くなりました。。 素晴らしい作品をありがとうございます。。 受けも攻めも魅力的で、すっかり好きになってしまいました。 彼らの幸せなその後をもっと読んでみたいです。